みなさん冬服はどのように保管していますか?冬服は正しい状態で保管をしないとシミや虫食いの被害に遭いやすく、もしかしたらその洋服が二度と着れなくなってしまうこともあり得ます。
今回はそのようなことがないように、正しい冬服の保管方法について紹介します。
正しい冬服の保管方法
○まずは収納場所の掃除
虫食いの原因の一つである幼虫は、暗い場所を好む性質にあります。普段見ないような収納場所の奥の方に隠れている可能性が高いです。そこからさらに溜まったほこりは、色々な害虫の栄養源になってしまうので、きれいに掃除することが大切です。
○クリーニングカバーは要注意
セーターやコートはクリーニングに出した後、戻ってきた衣類についているビニールカバーが問題なのです。ビニールカバーをつけているためそのままでいいやと思い、クローゼットの中にビニールカバーをつけたまましまっている方はいませんか?実はビニールカバーは通気性が悪く、スチームアイロンの湿気を含んでいる場合があるため、カビの原因になり兼ねません。
○しまい洗いが基本
黄ばみを引き起こす原因である皮脂汚れや食べこぼしは収納前にオフしておきましょう。汚れがないと思っても、目に見えていないだけの可能性も考えられるので、必ず衣類をしまう前に洗濯などをしておきましょう。
○防虫剤選び
防虫成分は空気よりも重いため、下に下がってしまいます。そのため、衣装ケースなどの場合は衣類の上に防虫剤を置きましょう。衣類と衣類の間に隙間がないと効果が伝わりにくいので、ある程度の隙間を作るのがポイントです。
また、収納スペースに合った防虫剤を選びましょう。
○衣替えには対策をしよう
衣類の被害が及ぶのは、気温が15~25℃、湿気が60%以上くらいが目安となっています。そのため、衣替えのときに防虫対策をしっかりとするのがベストですよ。
○パターン別の正しい収納方法
・吊るして収納
スーツやパンツ、ブラウスなどは吊るして洋服タンスやクローゼットに収納しましょう。
・引き出し収納
カーディガンやセーター、ニットは引き出しにしまいましょう。寝かせず、立てて収納することで引き出し全体が見やすくなります。
・ケースに入れて保管
長期間保管するのであれば、保管ケースを使用すると良いですね。ニット類はケースの大きさに合わせて畳み、寝かせず立ててしまいます。その際、防虫剤は衣類の一番上に置きましょうね。
まとめ
虫食いやシミの被害を防ぐためには正しい収納方法を心がけましょう。長く愛用するために、小さなことでも意識するだけでたいぶ変わりますよ。