衣類の毛玉を自宅で取る方法

そろそろ寒くなってきましたが、みなさん衣替えは済んでいますか?ついこの前まで暖かかったということもあり、急に準備した方も多いのではないでしょうか。昨年の秋冬物を出したときに一番気になるものは「毛玉」ではないでしょうか。
ここでは、そんな気になる毛玉を自宅で取る方法をご紹介したいと思います。

どうして毛玉ができてしまうの?

気付くとたくさんできている毛玉ですが、毛玉の原因は摩擦と静電気です。洋服を着ているときに腕を動かすことや椅子に座ることなどで摩擦が起こってしまいます。そのとき生地の繊維の先端が毛羽立ち、その毛羽が束を作ることで毛玉ができるのです。
そして毛羽が束になったときに静電気が起き、丸くなってしまいます。それらが毛玉となり、衣類にたくさんできてしまうのです。

毛玉ができやすい素材がある

素材によって毛玉ができやすいものとそうでないものが存在します。
よくセーターやカーディガンなどに使用されているカシミヤやウール、アンゴラなどの動物繊維と、よく見かける綿×ポリエステルや綿×アクリルなど天然繊維×化学繊維を組み合わせた素材は毛玉ができやすいです。
それとは反対に、綿や麻、シルクなどの毛羽が立たないものや抗ピル加工がされている素材は毛玉ができにくいといわれています。

自宅で毛玉を取る方法

毛玉を自宅で取る場合、おすすめの方法は専用の道具を使うことです。毛玉取りブラシや電動毛玉取り器などが売られていますので、それらを使用することできれいに取ることができます。
そのほかに、セーターストーンというものもあります。これはセーターの毛玉を取るためのもので、ニットだけではなくスエードやフリースにも使うことができます。
専用の道具を使わずに毛玉を取ることもできます。それは、ハサミやT字カミソリを使用して毛玉を切ることです。ハサミで毛玉を切る際は、小さいハサミを使用すると切りやすいです。カミソリで毛玉を取る際は、力を加えすぎると生地を傷めてしまうこともありますので気をつけましょう。

やってはいけない方法とは?

毛玉を取るときにやってはいけない方法があります。それは手で引っ張ってちぎることです。引っ張ることで毛玉以外の繊維も引っ張られてしまい、次の毛玉の原因を作ってしまうことになります。
そして、食器用のスポンジで取ることもおすすめできません。スポンジの硬い部分でこすって毛玉を取る方法がありますが、これは生地が傷んでしまう原因です。
これらの方法はどちらも洋服の寿命を短くしてしまいますのでやめましょう。

まとめ

これから寒くなると必ず着るセーターなどの毛玉を取る際は、正しい方法で取るように心がけましょう。

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