誰しもが1度は履いたことがあるのではないかというコンバースですが、年代によって少しずつデザインが違うことをご存知でしょうか。ここではシューズのどこが違うのかなどの疑問にお答えしたと思います。
コンバースの歴史
コンバースオールスターは、1917年にマーキス・M・コンバースによって創業されました。最初はバスケットボール専用のシューズとして作られました。「チャックテイラー」は、アメリカの有名なバスケット選手がオールスターを着用したことから人気になります。そこから約100年経った今でもほとんど形が変わることもなく、世界の人から愛されているのです。
チャックテイラーとは?
チャックテイラーとはオールスターの原型で、ヴィンテージオールスターと言われています。簡単に言うと昔のオールスターのことです。ですが、チャックテイラーの新作は現在も発売されています。昔のチャックテイラーは希少価値が高く、値段も高めです。
年代を判別するときのポイント
年代を判別する上で、ポイントが3つあります。
一つ目は、「ヒールラベル」です。コンバースといえば大きな星柄が印象的ですが、年代によって色や星の数などが変わっています。
二つ目は、「インソール」です。年代によって細かくデザインの変化が加えられています。
三つ目は、「当て布やサイドステッチ」です。補強するために付けられた当て布とサイドステッチは年代によって変わっていきます。
年代による違いは?
○60年~70年代
この年代の初期には三ツ星のヒールラベルを使用していました。今でも非常に人気が高く、憧れの一足です。インソールは、青枠で囲われた黒文字のコンバースのデザインが使用されていました。
○70年~80年代
このころのヒールラベルは、左右にあった星がなくなり一つ星に変わります。そして、黒かったラベルが白に変わりました。インソールは同じままですが、「MADE IN U.S.A」という文字が追加されました。当て布とサイドステッチは60年代のころと変わりないままでした。
○80年~90年代
この年代にヒールラベルのなかのチャックテイラーという表記がなくなるのです。そのため、このころまでのものがチャックテイラーと呼ばれています。インソールのデザインでは青枠黒文字だったものが、文字も青色になりました。
○90年代~
このころ、ヒールラベルは変わりませんが、インソールは囲っていたデザインが変わり、星が入るようになりましたがこのあとにも何度も変わりました。当て布とサイドステッチもこのころになくなりました。
まとめ
今回は大まかな年代での見分け方をご紹介しましたが、実はもう少し細かく変化があるのです。気になった方は、ぜひ調べてみてくださいね。