9月に入り、そろそろ夏も終わりに入ってきましたね。みなさんは今年もお祭りなどのときに浴衣を着用しましたか?その後のお手入れはちゃんとできていますか?正しくお手入れをしておかないと、次のシーズンに出したときに後悔してしまいますよ。
ここでは、浴衣の正しいお手入れ方法をご紹介したいと思います。
着用後にしてほしいこと
みなさんは、着用後の浴衣をどうしていますか?着用後は、浴衣も帯もハンガーに掛けてできるだけ風通しの良い場所に一晩干しておきましょう。少しでも湿気やシワを取ることで、その後のお手入れがしやすくなります。
補正用にタオルを使った場合は、いちばん汗を吸っているのですぐに洗濯をしましょう。
ほとんどの浴衣は自分で洗濯ができる
今シーズン、もう浴衣を着用しないという場合は自宅で洗濯をするかクリーニングに出すかを決めましょう。一部、本麻染めなどの高級浴衣はクリーニングに出した方が良いですが、ほとんどの浴衣は自宅で洗うことができます。表示を確認してみましょう。
今回は自宅での洗濯方法を紹介します。
自宅での洗濯方法
本来は手洗いの方が良いのですが、現在の洗濯機には手洗いコースがありますので手洗いしなくても大丈夫です。
洗濯機で洗う前に、型崩れしないように木綿糸で衿をざっくり縫ってしつけをかけておきましょう。そして、シミや汚れがある場合は先にお手入れしておきましょう。
先程もお伝えしたように、洗濯機での洗濯は手洗いコースを選びましょう。浴衣はそのまま入れるのではなく、背縫い部分で折り合わせて丈を三つ折りにする「袖畳み」をし、洗濯用のネットに入れ、洗剤は中性のものを選びましょう。
脱水が終わったら放置せず、すぐに干すことをおすすめします。過度の脱水や放置はシワの原因になってしまうのです。洗濯機で脱水せず、手で水切りしただけの方が乾きは遅くなりますがシワができにくいのでこちらの方法もおすすめです。干すときは直射日光を避け、風通しの良い日陰で干すと色あせを避けることができます。
乾いた後はアイロンをかけ、湿気がなくなってから畳んで畳紙に包んで収納しましょう。
帯も忘れずにお手入れを
帯は基本的に洗うことができませんので、しっかりとお手入れをしなくてはなりません。
まず乾いたタオルを使って汗や汚れを取りましょう。そのあとは湿気を取るためにハンガーに掛けて陰干しをしましょう。その後、アイロンをかけます。シワがある部分に当て布をして、しっかりシワを取りましょう。
帯はしまい方に決まりはありません。畳んでも良いですが、巻いておくと折り目が付かないのでおすすめです。
まとめ
来年、着ようと出したときにシワがすごい、カビがあるなどでがっかりしないように着用後はきれいに保管しましょう。