古着は一言では表すことができないくらい奥が深いです。古着の年代を気にしたことはありますか?古いものはすべて古着ではなく、それぞれ年代があるのです。その年代を見分けるための1つにボタンがあります。ボタンでどのようなことが分かるのかと疑問を持つ方も多いと思いますが、ここではその理由に迫りたいと思います。
古着にも年代がある
古着は年代に応じて、使われているデザインが違っていて、時が経つにつれて独特な味が出てきます。ビンテージや古着などの独特な味を楽しむ人たちの中には、特定の年代を好んで着用する人もいるのです。需要があるため、販売業者も年代にフォーカスした古着を高価買取していることもあります。それぞれ歩んできた歴史が違うので、それぞれの味が出て基本的に1点ものになる醍醐味から愛用家がいるのです。
どのようにボタンで見分けるの?
実際に古着に使われているボタンをよく見ると、年代を判別することができます。3つの例でご紹介したいと思います。
○月桂樹が描かれたボタン
例えば、月桂樹が描かれているボタンを見たことはありますか?これは、第二次世界大戦中にアメリカで生産されたジーンズに多く見られるボタンなので、1940年代のものということが自然と分かりますね。現在はジーンズのトップボタンにはブランド名が刻印されるのが普通になっています。
○すぐに外すことができる金具付ボタン
金具がついているボタンを外すことができるような上着もあります。これは、洗濯機がまだ普及する前のボタンでした。生地を傷つけないように、洗濯をするとき簡単にボタンを外せるようになっています。これは1930年~1940年代のものということが分かります。実はこの年代のものは希少価値が高いので、買取価格も期待できますよ。
○501のシルバーボタン
リーバイスというデニムブランドがありますが、その中でも「リーバイス501」という製品は人気が高く、価値が上がります。501の中でも、シルバーのボタンが付いたものは1870年~1910年代頃に製造されたものになりとても価値があります。リーバイス社が自社製品をオークションで落札して保存するくらいの価値があり、そのときの実際の落札額は約450万円もの価格でした。
まとめ
デザインやタグなどで分かるということは理解していましたが、ボタンもその1つということにびっくりしましたね。ご自分の家にあるジーンズのボタンをちゃんと見たことはありますか?気になる方は確認してみましょう。実は年代ものという可能性もありますよ!